イッテＱ！アコンカグア登頂SP

イッテＱは現在放送してるバラエティの最高峰でしょう。
何といってもその編集の手腕がピカイチなんですが、今回の放送なんかもそうですけど、バラエティの領域を超えちゃってる場面が度々あります。

アンデス山脈の南米最高峰アコンカグア(6962m)にイモトをはじめイッテＱチームがアタックするわけですが、今回は壮絶。

昨年12月末から1月初めにかけてアタックとのことで、南半球なんで真夏ということになるんですけど、それでも標高が上がるにつれ、体感温度マイナス30度を超える吹雪が待ち受ける。

今回はアコンカグアを熟知してる者にとっても過酷な雪だったようで、それだけでもシロウトに近いイモトたちはキツいはずなのに、それに加えてイモト自身がバッドコンディション。胃痛と下痢の中でアタックとなる。
途中ガイドから下山を促されるも頑なに拒否し、頂上を目指す。

が、頂上を目指す当日、過酷な積雪のために時間を費やしてしまい、ルート変更などをしている間に天気予報で予め告げられていた嵐が迫ってくる。

結局、頂上まであと200mというところでガイドたちが勇気ある撤退を決断する。

もともと頂上への到達率20％の山らしいが、登頂まで1時間のところで厳しい決断を下すのもホンマ過酷な作業。
残念ながら登頂には至らんかったが、イモトやイッテＱスタッフを非難する視聴者はおらんでしょう。

わずか2時間のスペシャルでしたが、命懸けのめちゃくちゃ濃い内容でした。
イマドキのご時世には貴重な番組ですわ。
それゆえに今後も事故などが起こって欲しくないもんです。

これだけのクオリティだと、下降気味の大河は数字を上回るのが厳しいでしょうな。