ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

釧路・秋の阿寒国際ツルセンター

台風崩れの影響で鉄道が止まって予定がオジャンになり、急遽向かったのが道の駅「阿寒丹頂の里」に隣接する「阿寒国際ツルセンター」です。

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行ったときは10月初旬ゆえ、このセンターへのツルの飛来はありません。
飛来する時期は11月~3月とのことです。故にセンターは閑散としてましたが、それでも数人は来館してましたし、欧米の外国人夫婦も来てました。
入館料は470円です。

シーズンオフではありますが、センターではツルが4羽飼育されていますので、ツルを見ることはできます。
館内でタンチョウヅルに関するドキュメントムービーやいろんな資料をゆっくり堪能。なんせ釧路市街へ戻るバスが来るまでたっぷりと時間があるのでこのセンターを早々に出るわけにはいきませんw

つづいて飼育されているツルを見るため屋外へ。

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マナヅルの翔(かける♂)くん。
上野動物園からやってきた11歳。
つがいになるべく何れお見合いをする予定なんだそう。
人工飼育ゆえに人には慣れてるそうですが、今回は残念ながら遠くからしか見れませんでした。

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こちらのゲージには2羽が飼育されています。
釧路動物園でアサヒ(28歳♂)と、アサヒに恋してゲージに飛び込んできた野生のソラ(♀)です。2010年に夫婦として結ばれたんだそう。

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赤い足環をつけているのがアサヒ。
アサヒも人工飼育なので人間に慣れてるようですが、逆に部外者の人間がゲージに近づくと縄張り意識で威嚇するようです。

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ソラちゃん。
毎年卵は生んでるらしいですが、今のところは何れも無精卵なんだそうです。

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タンチョウは漢字では丹頂と書きますが、「丹」は赤(厳密には黄赤色)のことで頭のてっぺんの赤色部分のことを指してます。
この赤色の部分は羽ではなく皮膚の色で、怒ってるときは血流がよくなって赤い部分が膨張するらしく、平常心だとそないに目立たないんだそう。
上の写真だとやはりカメラを向けてる私に若干苛立ってるのかな??w

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こちらのゲージは上にネットがありません。

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ムック(12歳♀)が飼育されているゲージです。

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ムックはこのセンターで孵化したらしく、飼育員がタンチョウの着ぐるみを着て育て、刷り込みによって人間が親だと思わないようにして野性に戻すつもりだったそうですが、途中でムックが病気になってしまい、そのコスチューム飼育を断念。
結果、ムックは自分が人間と思っているのか未だ飼育員さんに恋してるそうです。
野生のつがい相手がくるようにゲージの上のネットを取っ払ってるわけですが、未だにうまくいってないようです。

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(2018/10/07 15:17)
私もここにくるまで勘違いしてましたが、北海道のタンチョウは渡り鳥ではなく、一年を通して北海道にいるんだそうで、冬以外は人気のない釧路湿原などに生息しているとのこと。
そして冬の餌がないときに、人工給餌を求めてこのセンターへ200~300羽がやってくるんだそうでです。

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そのシーズンは鶴が餌を求めて舞う姿を撮影すべく大勢のアマチュアカメラマンが給餌の時間この柵の前を並んでいるんでしょう。

今度は冬にこのセンターに来てみたいもんですなぁ。

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野生の鶴は見れませんでしたが、アサヒ&ソラ夫婦がすぐ近くまで来てくれたので満足です。
次に私が来た時に子どもが生まれてるといいですねぇ。