ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

「昭和元禄落語心中」をAmazonプライムで観た

いやぁ~すごいアニメでした。
すごいアニメですが、Amazonプライム会員だとタダで観れます。
Amazonの回し者ではありませんのであしからずw)

Amazonプライムではいろんな映画やドラマなんかも無料で観れるようですが、例えばアニメでいえば「ファーストガンダム」のTV版全話や、「一休さん」なんかも1~100話まで無料で視聴できます。
しかし、Amazonはどうやって採算がとれてるのかホンマ全く理解できません。
つか、前期の決算では利益がだいぶ落ち込んでるらしく決算直後は株価も下がってたようですが、そりゃ恐らく相当ムリしているサービスでしょう。
その甲斐あってか、国内のネット通販における売り上げについては私の嫌いな楽天との差は開いていくばかりで、Amazonの一人勝ち状態です。

話が逸れましたが、いろんなAmazonプライム対象のアニメのなかで評価が高かったのがこの「昭和元禄落語心中」で、それで試しに観たところ引きずり込まれた感じですw

あらすじは大体以下のようなものです。



慰問に来た八代目有楽亭八雲の落語を刑務所で聞いて以来、八雲の落語に惚れ込んだ与太郎は出所したその足で八雲のもとへ。
弟子入りを懇願したところ、落語界のトップに君臨する師匠の立場でありながらこれまで一切内弟子を取らなかった八雲はなぜかそのヤクザ上がりを受け入れた。
それには八雲が若かりし頃、七代目八雲に同時期に弟子入りした今は亡き助六の存在が大きく影響していた。

二人は性格も落語も全く対照的だった。
菊比古(八雲襲名前の名)は艶やかでしっとりとした人情噺の古典落語助六は賑やかな語りで客をのせ、その客の笑いに勢い乗って更に客席を沸かせるような落語。
戦後直後、二人は落語界を盛り上げるホープとして上り詰めたものの、真面目で落語一筋の実直な菊比古とは異なり、酒や女で毎日遊びまくり、「笑いを取れれば全て勝ち」との考えから寄席の師匠がたを師匠とも思わない態度をとる天才肌の助六
真打ちとなるタイミングで助六は結局師匠の逆鱗に触れ、破門となってしまう。

菊比古に振られた芸者の女を連れて田舎に籠る助六
数年後、その助六の居場所を突き止めた菊比古は助六を東京に連れ戻そうと彼のもとへ。
菊比古はその田舎の宿で落語の一席を設け、助六も久方ぶりに落語をすることに。
助六にしてはめずらしい人情噺「芝浜」を見事に演じきった直後、助六菊比古の前で壮絶な死を迎えるのだった。



落語に詳しい人は声優さんの落語に批判的だったりするようですが、落語を知らん私なんかは全く違和感なく、菊比古(八代目八雲)を演じる石田彰助六を演じる山寺宏一はホンマすごいと思ってしまいました。
石田彰という声優さんは知りませんでしたが、これだけいろんな幅の声がでるとはビックリですな。山寺宏一もさすがです。
キャラの違い、落語の違いがくっきり分かりやすく浮き出ています。
落語シーンが結構長いのでこのお二人の声優さんは相当大変だったでしょう。

絵も綺麗で凝っておりますが、やはり雲田はるこの原作が非常に優れているんでストーリーに引き込まれるんでしょう。原作のマンガのほうが気になってきました。

第13話でこのアニメはめちゃいいシーンで終わります。
・・が、まだ原作の漫画は連載中でアニメも当然まだつづきます。
現在、第二期を作成中とのことでめちゃ楽しみです。

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