ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

Freddie Mercury(Queen) & Michael Jackson / There Must Be More To Life Than This

間もなく全世界でリリースされる未発表曲です。
しかし、意外と未発表曲ってのはあるもんですなぁ。
フレディが亡くなってからもう四半世紀になろうとしてるんですが・。

マイケル・ジャクソンってのはホンマ音楽の幅が広いんで、ジェームス・ブラウンを始めとしたブラック系のみならず、ロックに関しても傾倒しております。
んで、好きなアーティストの中にクイーンが入ってることを聞いたことがあったんですが、マイケルはいろんな自分の好きなアーティストとのコラボ(例えばポール・マッカートニーミック・ジャガーヴァン・ヘイレンなどなど)で曲を発表してる割にはクイーンとはないのはなんでだろ??と10代のワタシは不思議に思っておりました。

・・が実はクイーンとのコラボはあったんですねぇ。
海賊版等が昔から出回ってたみたいなんで、コアなファンとかは知ってるんでしょうが、ワタシは全然知りませんでした。

当時(80年代半ば)、マイケルは25歳、フレディは37歳だっといいます。
セッションの場はマイケルの自宅内にあるスタジオ。
フレディのほうが一周り歳上なので主導権を握っても良さそうなもんですが、実はキャリアでいうと10歳そこそこで活動をはじめてるマイケルのほうが若干先輩です。
この辺の微妙な立ち位置がややこしかったのか??

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フレディはマイケルの振る舞いに激怒して、このコラボは水泡に帰したようです。
ワタシは12歳からクイーンにのめり込んだので、いろんなインタビュー記事とか接してますが、ワタシの印象ではフレディはロック・ミュージシャンでありながら常識のある人格者です。
その彼が怒るんだから、まぁマイケルに非があったとしか思えませんなぁ。

さて、そのオクラ入りになった曲のひとつ、「There Must Be More To Life Than This」がリリースと至るわけですが、曲はフレディの手によるものです。
まぁ聴いた感じでは「デュエット」ってな感じは全然なく、2人が別々で唄ってるものをくっつけただけってな印象ですなぁ。
フレディのパートとマイケルのパートで曲調も異なってて、もうちょっとうまく編集できんかったの??ッて感じですわ。
最後は2人で同時に唄ってるかなんかしりませんが、マイケルの声しか聞こえない。

曲はいい曲ですし、2人は誰もが認めるスーパーボーカリストですが「1+1=2」になってるようには思えんのが残念です。

曲は下記のBBCラジオから録音したものが聞けます。