ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

絵本「いないいないばあ」ついに500万部突破

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今から45年前の1967年に発売された絵本の金字塔的名作「いないいないばあ」(松谷みよ子・文、瀬川康男・絵 童心社刊)がついに500万部を突破したそうです。日本の絵本では嘗てない快挙です。
 
いろんな動物が顔を隠した状態で出てきて、次のページをめくると「ばあ」と顔を出すという絵本。
松谷みよ子氏が二人目のお子さんを身ごもってる時にこの絵本の案が思いついたらしいですが、当時は絵本自体の数もそんなになかったらしいです。
松谷氏のインタビュー↓
 
最新の研究では赤ちゃんってのは相当な能力を持ってるということがわかってきてます。
親の表情を察知できるのは勿論のこと、例えばサルの顔を見分けたりする能力は大人よりも優っているという研究結果も出ておりまして、赤ちゃんだからって全く侮れない存在。この絵本は自分から絵の担当を松谷氏に志願したという故・瀬川康男氏の絵もさることながら、「赤ちゃんの目は明るく見えるから敢えて渋い色を使った」(デザイン・辻村益朗氏、毎日新聞より)という細かい配慮など、この絵本の凄さを赤ちゃんたちは見抜いているのかもしれませんねぇ。
 
この絵本は姪っ子たちにも贈りましたが、当時大いに気に入ってくれてました。
500万部ってのはあくまで通過点で、これからも何世代にも渡って受け継がれていく名作に違いありませんな。