石巻市：震災から一年（2）

では、引き続き市街地及び沿岸部の現在のようすを。

 

市街地の商店街では相変わらず様々な石ノ森キャラが出迎えてくれます。

 

写真にもあるように商店街の一角になんと三越が新たに出店しておりました！

売り場面積は通常の商店街の店の2店舗分くらいでして、それほど大きくはありませんが、なんか三越が来たってだけで気分的に明るくなります。それは地元の方たちも同じはず。

採算はどうなのか知りませんが、これは企業イメージとしては非常にいい！！貢献度が高いとおもいます。

 

がれきもすっかり片付いた商店街。

 

残念ながら更地になってしまった箇所がやはり多いです。

 

店名がマジックで塗りつぶされたところが店舗が修築できなかったところになるのかと。

 

しかし、一部の修築できなかった店舗は商店街内にできた「仮設商店街」にて仮設店舗で営業されております。

 

旧北上川左岸側の住宅地街。多くの住宅が被害を受け、現在は更地が目立ちます。

 

旧北上川の左岸部に位置する石巻市立湊小学校。

被災直後は避難所として使われていたようです。

現在、この小学校は別の中学校内を所在地としています。

 

旧北上川の沿岸にはまだ大きな船が残ってました。

 

旧北上川と海の沿岸部に位置する市立病院。もちろん現在は閉鎖されています。

 

病院の玄関部。

震災直後は津波で周辺一帯が海水で埋まり、ここにおられた患者さんは医者、看護師さんたちは完全に孤立状態に。食料や飲料水も限られ、電気もない中を長時間耐えしのぎ、最終的には皆さん、ヘリで病院から脱出されました。

 

しかし、こういう設備が整っていたであろう病院の多くをなくした東北沿岸部各地の方々は医療の面で今も相当苦労されてることだろうと思われます。これはホンマに深刻です。