ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

石巻市での災害支援ボランティア活動報告(2)

我々は石巻市からバスで約2時間近くかかる仙台市内のちゃんとしたホテルで宿泊。
風呂にも入れて布団で寝れるんで、野営で過ごされてる自衛隊員や寝袋で過ごされてるベテランのボランティアさんたちとかの過酷さなんかとは程遠いものです。
 
 
朝は6時に朝食をかっくらって、6時半にホテルを出発。
なんせVCまで2時間かかるのでこのスケジュールとなってしまいます。朝早めに行かないとVCが混雑してますんで。
VCには毎朝行かないといけないようで、この辺はもうちょっとどうにかならんもんかと思うところでもあります。
最初の登録はわかるんですけどねぇ。作業が終わった後もVCに報告に行くのが通常のようです。
 
さて二日目、我々40名は3班に分かれての作業となりました。
私どもは20名の班にくくられ、とある商店街に出されている様々なゴミを収集車に積む作業です。
既にガラス、家具、電気製品、たたみ・・等など他のボランティアがある程度分別して固めてあるのでそれをトラックに積むだけで、これもまた被災者に気遣い無用の作業なのでその辺は楽ではあります。
 
なかなかの力仕事で水分を含んだ畳の重さも痛感させられました。
商店街の歩道に詰まれたゴミが減っていくのにそれなりの遣り甲斐はありました。
 
・・が、この各トラックがなかなか来ないんですなぁ。
各処理場とかゴミ捨て場とかが恐らくトラックでいっぱいでなかなかさばけないのでしょう。
又も1日目に続いてボ~~ットする時間がチョコチョコとできてしまうわけです。
「ん~~今日も消化不良かぁ~~?」と思っていたところに商店街のとあるお店の方が我々に声をかけてきました。
 
我々が作業した商店街はアーケードも設置されている非常に立派な商店街なのですが、そこのとある化粧品店の女性店主からの手伝いの依頼でした。
どこ店においても、通りに面している部分は出入り口を含めがっちりしたガラスが全面に張られている場合が多いですが、そのお店もそのような作り。
津波のせいでその強化ガラスがバリバリに割れてしまっていて、通りに面している部分を全面的にブルーシートで覆った状態でした。 
店主さんがおっしゃるにはその中途半端に割れたガラスがいつ落ちてくるかわからないので除去して欲しいとのことでした。
 
なんせ手持ち無沙汰の我々なんで、当然快諾です。
班の20名のうち半分ほどがゴミの撤去作業を続行し、残り私を含め数名がお店の作業にあたることになりました。
 
イメージ 1
化粧品店の店内のようす。
ここにも高さ2m近い津波が押し寄せ、店内を泥だらけにしていったらしい。
建物の倒壊は免れているものの、店の両方の壁は微妙に傾いてしまっている状態。全国各地の商店街と同様、ここも両隣の店舗と接しているので、これから店を修築するにも何かと難しそう。
 
本来であれば化粧品のいい匂いが漂い、華やかな商品が並んでいるであろう店舗だけに、この光景は見ていて本当に悲しい。
 
次の(3)で作業報告おわり。