ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

被災者の方々のTrue Colors

ワタクシのブログ仲間のTeddyさんが洋楽の歌詞12「True Colors」という記事を書かれておりました。
外国人が皆日本から逃げていくなか、米国のアーティスト、シンディ・ローパーが来日し、この歌を被災者をはじめとする日本人に贈ったことを取り上げたものです。
 
Teddyさんがそこで触れておられますが、欧米人は別れ際に「がんばれよ」なんてことは言わんらしいですな。
ワタクシ、先日アメリカに行く前に「ドシロウト向け英会話ガイド」を読んでたんですが、それにも書かれてましたわ。
別れの際は、「Take care」、「Take it easy」、「Don't work too hard」なんかと「Bye!」を添えるらしいです。「Work Hard」なんか絶対いわんと。(まぁ「頑張れ=Work Hard」かどうかはちょっと疑問ですがw)
 
確かに今の被災者の方々に「がんばってください」というのは酷です。既に十分過ぎるほどがんばっておられます。
逆にがんばらないといかんのは被災を免れている日本人です。
 
 
東北人気質というのが最近よく語られてます。
 
とある被災地。
避難所で生活せず、自宅でひっそりと生活しておられるとあるご高齢の宅を巡回している自衛隊員が訪ねた。
自衛隊員は食料等は大丈夫かと確認したらしいが、そのご高齢の方は「全然問題ない。他の方々に配ってください」と愛想無く断ったそうだ。
数日後、再度自衛隊員が尋ねて詳しく確認したところ、実はそのお宅は飲料水すらろくになかったような状態だったらしい。
 
自衛隊員やトモダチ作戦等で被災地に展開している米兵(なんとその米兵数1万8000人!!)に対して、東北の被災者の方々が極限状態の中、口々に彼らに感謝の意を表していることに特に米兵なんかは驚愕しているらしい。自分の数少ないおせんべいなんかまで手渡したりする被災者もいるそうだ。
 
東北の先人たちは今回のような大災害や過酷な自然環境の中、「我慢」の精神で耐え抜き、それが今の東北の方々にも脈々と受け継がれているんでしょう。
なんでも感情をあらわにすることをある意味「恥」とするその精神は尊いものですが、やはりこの尋常でない状況、もうちょっと「自分」を出して、支援活動をされてるさまざまな人々に甘えることも大切かと思われます。
 
 
そこでTeddyさんが取り上げたこのシンディ・ローパーの名曲となるわけです。
ここでいう「Color」は色は色でも個性とかの意味かと。
 
笑顔が消え、自分を見失いかけている友人に対して、
「怖がらないで。ありのままの貴方は、貴方の心の色は虹のように美しく輝いている」
と語りかける歌詞です。