堀江容疑者、社長辞任

「逮捕されれば社長は退く」
堀江氏は逮捕直前、社員に語ったそうだ。

本日のライブドア（LD)取締役会にて、証券取引法違反容疑で逮捕された堀江容疑者の社長辞任、業務ソフト子会社「弥生」社長の平松氏が取締役ではないまま後任に就く人事を決定した。
（※今晩8時より記者会見の予定）

平松氏はLDによる買収前からの「弥生」の社長であり、LDとの関係は希薄。普通に考えて、今回の騒動に全く関係のない人物。60歳といえど非常に気さくなかんじの方で、このようなどん底の状態の時には適した人選ではなかろうか？
ちなみに代表権はLD取締役の熊谷氏が握る模様。気弱な28歳の彼ではとてもじゃないがこの困難な状態を取り仕切る手腕はなかろう・・ということで代表権のみということか。
（元取締役の彼では刷新というイメージとはあまりにかけ離れるため・・との報道）
カリスマ経営者･･･実際に経営手腕の能力に長けていた堀江なき後のLDがどのような道を辿るか。
現時点では堀江氏は取締役に残留のまま。宮内氏は取締役辞任。

さて、東京拘置所にて特捜部の調べを受けている堀江容疑者。
逮捕直後に弁解を聞く「弁解録取書」など調書の署名を拒否しているとのこと。
東京地検は異例な処置として上層部の人間を堀江氏の取調べに送り込んでるそうだが、アタマの切れる彼をねじ伏せるのは困難と思われる。

アタマが切れるというだけでなく、僕が思うに彼の精神力は常人のそれを相当上回る。
逮捕直前までブログを更新、記事にはLD関連の広告を入れることも忘れず、コメントやTBもできる範囲でチェックしてたらしい。

彼の強靭な精神力は2年前、彼のブログを見始めてすぐに気づいた。
まず、コメントを受け入れるだけでなく、彼はそれを基本的にすべてチェック。
「ぶーちゃん、聞きたいことあるんだけど・・」なんてなふざけた問いかけにも、「モノを聞くのにぶーちゃんはどうかと思うけど、ま、いいや」とか言いながらもレスしたりすることも。
僕は彼に直接聞いたが、Y板などの有名掲示板も常にチェックしていたらしい。
Y板のそれはとんでもない内容が氾濫しており、「豚」だの「クズ」だの「氏ね（死ね）」なんてのは当たり前の世界。
それら自分への中傷を自らチェックしにいく人間なんてのはそういないだろう。
余談になってしまったが、今回の騒動も彼の精神力からして恐らく冷静に受け止めているのではなかろうか。
まぁ早いとこ全容が解明されんことを祈るばかり。

明日のS安値は126円。そろそろ寄り付くか。
東証はシステムの関係上、LDを1時半からの取引とする前例のない措置。