ブログの原点（2）

さて、ブログにあまり興味のなさそうなそのライブドア（LD)取締役の人なんですが、彼は一人一人にきちんとレスをしてたのでビックリしました。当然、堀江氏のようにテレビにバンバン出てるわけでもないんで、コメントが毎日何十も入るってなかんじではないんですが、それでも個々に「＞○○さん」などと頭につけてレスを返すってのは、彼の立場から考えるとなかなか律儀のある人だと思いました。コメントを入れるこちら側としても入れ甲斐があるってなもんです。
過去の記事を見てみると、彼は例えば見てくれの中傷などにもレスをしたり、下手したら喧嘩したりで何とも面白そうなブログだと、それ以来僕も入り浸ることに。

彼に対する批判やLDに対する批判にも基本的に反応し、時には口からデマカセでしょうが、僕の忠告を「有り難い」とまで発言されました。
そういうやり取りを暫くしていて起こったのが、例のご存知、今年はじめのニッポン放送株買収です。

株価は大暴落、LD取締役たちのメディア上でのアホ発言の連発に、更に僕のコメントによる批判は加速しましたが、そうしてるうちにフジととうとう裁判沙汰に。
彼はそれを理由にブログを暫く休むことを宣言するとともに、彼のブログに入り浸っていた閲覧者の数人に「ブログメンバー」の権限を与えたんですねぇ。
YブロではひとつのIDからしか記事の更新などできませんが、LDブログは「メンバー」の権限を与えると数個のIDから記事を更新させることができるのです。
んで、その「メンバーの権限を与える」旨のメールが僕に突然届き、ブログを開設したことのない僕はよくわからないままメールに書かれてる手順を踏んでいくと、他人のブログの記事をアップしていたことになったわけです。

これは僕個人も衝撃的でしたが、LDを愛する信者さんたちもビックリ（っちゅうかガックリというか）されたことでしょう。それまで取締役が書いてたブログをわけのわからん素人が更新してるんですからねぇ。

僕はこれは批判できる絶好の場と機会だと捉えて、バンバン記事を更新しました。
他のメンバーの方々はどうかというと、やはり他人のブログ、しかもLD取締役のブログってことで気が引けたのか、あまり更新されませんでした。つまりは僕ばかりが投稿することに。
「LDがニッポン放送を乗っ取る前にzeppelin_2がブログを乗っ取った」と揶揄されたりもしましたが、そんなことは僕はお構いなしです。

ライブドアをこよなく愛する人たちが毎日何百人とアクセスする取締役のブログに批判記事を書くってことで、鈍感な僕もそれなりに緊張感はありました。どんな批判的なコメントがくるかわかりませんからねぇ。記事を投稿するたびにホンマ、ドキドキもんです。えらそうなことを書くからには誤字脱字すら許されない立場です。
当然批判コメントも多かったんですが、僕に対する誹謗中傷みたいなことはあまりありませんでした。
その辺は閲覧者の方たちには大変ありがたかったと今でも思っております。
ネットの世界もまんざらでもなさそうです。

・・ということで僕のブログデビューは他人の人気ブログという異例中の異例のパターンでした。

次で終わり