ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

一生どうでしょうします

関西テレビの次の「さんまのまんま」は大泉洋がゲストのようです。(他の局は知らんけど)
さんまが大泉の面白さを上手く引き出せるか見ものです。

さて、北海道では「どうでしょう」の新シリーズ(全八夜)の放送が終了した模様。
今、どうでしょうのサイトにいってみたら藤村Dが真面目な記事を書いてます。
どうやら、今回の放送、編集の段階で手応えがあったようですね。
北海道での数字もそれに伴ったようで藤村Dも饒舌になっております。

それから抜粋しますと、番組のレギュラー放送を一旦終了させて、以後は不定期にて「一生どうでしょうをする」に至ったときに大泉は以下のように述べてたのだそう。

『輝いてるうちに辞めて美しい記憶になるより、「続けてる奴」の方がずっとかっこいいと思う。その方がずっと強いと思う』

それについて藤村Dは今回以下のような発言を。
まぁ、あまりにストレートな表現で、うわっつらな言葉に見えますけどね、それはまぁ、あいつがすずむし並みだからしょうがないんだけど、でも、正しいですね。あいつが言ってることは本質を突いている。

彼等4人が根本的な部分において同じ価値観ゆえにあの番組の成功があるんでしょう。

優れた番組でも毎週での放送が体力的などの理由で難しいのなら、不定期にでもして続けるのも一つの道でしょう。諸事情を黙殺して無理に毎週やれば、番組の質は落ち、結局は打ち切りになってしまう。

それの典型がNHKの傑作番組「プロジェクトⅩ」です。
先日も宝塚歌劇の復活のきっかけとなった「ベルサイユのばら」をターゲットにしてましたが、相変わらずレベルは高かったです。
・・・が、無理して番組を毎週続けた為にネタ切れで無理な演出などもあって結局は一旦打ち切りに。
あの番組は10人チョットのディレクターが携わってるんだそうですが、1回の放送につきネタ探しから取材、番組の構成・編集を殆ど1人が3ヶ月ほどかけてやってるとのことで、その労力や並大抵のもんではないとおもいます。
その無理が祟って、結局は番組終了です。
いくらNHKの看板番組とはいえ、そないに日本に優れたプロジェクトの逸話など転がってるはずもない。
月一などの不定期にでもしてつづげれば良かったんだと思います。まぁプロジェクトⅩも何らかのかたちで残るでしょうが、ちと決断が遅かったですね。

例えば、日本でも一時期話題になったイギリスの「MR.ビーン」なんかもあれはイギリスでは全くの不定期に放送されてたのだそう。

「どうでしょう」は人気のあるうちにレギュラーでの放送をやめて、年一回程度の企画ものにしたというのは画期的な決断だと思います。これもローカル局だからなせるワザでしょう。
キー局は固定観念に縛られすぎとるんですな。

どうでしょうも年一回の企画モノでこけたら存続が難しくなる。
編集後の実感、もしくは数字として残せたことでそのプレッシャーから解けて、今回藤村Dは饒舌になったのでしょう。

どうでしょうの快進撃は来年も続くようです。