ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

「半沢直樹」HPの撮影日報がおもしろい

最終回から一週間が経過しようとするも未だ何かと騒がれている「半沢直樹」ですが、半沢終了で喪失感を抱いている皆さんは是非、半沢のオフィシャルサイトを見ていただきたい。

特に「撮影日報」というコーナーが面白く、このドラマが如何にすごかったかを改めて実感できます。
監督やプロデューサーなど重要ポジションの人間か書いたものではなく、「HPスタッフ」というある意味、撮影陣から一歩距離を置いた立場の人間により書かれているものなので、撮影の雰囲気など率直な感想を書かれていてなかなか好感のもてる内容です。
最終回が過ぎた今もまだ撮影の裏話を更新中でまだもうちょっと暫く更新があるようです。


全部を読んだわけではありませんが、やはり気になるのは最終回の取締役会のシーンの裏話です。
半沢が大田和常務と全面対決し、理詰めで大和田を追い込み、土下座させるシーンです。

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このシーンは実はスケジュールの都合で東京編がはじまる第6話の撮影開始早々に撮られたものらしい。
ラストの要のシーンを早々に撮影してたんですな。

取締役会だけでなんと288カット
そして、大和田常務役の香川照之は半沢に追い詰められた後に苦渋の土下座をするわけですが、顔を歪めながらゆっくりとひざまずき、両手をついて頭を下げるまでナント5分以上もかけたらしい。!!
当然、香川本人もカットされるのは承知の上での演技で、実際のOAでも大きくカットされておりますが、だからこそあの土下座シーンに迫力があったんでしょう。

この取締役会シーン、ベテランの俳優さんたちも「こんなテンションのテレビドラマはやったことがありません」と語ってたらしいんですが、香川照之の「究極の土下座」を見せられた堺雅人はこの後、第7話の撮影で香川に土下座をするシーンを撮るわけでですが、「(香川の土下座に)恥じない土下座をしよう」と思ったのだそうです。

半沢の本番撮影前はずっと瞑想にふけり心拍数を落としていたという堺雅人
微動だにせずセリフを語る堺雅人演ずる半沢を受けて、逆に撮影前から心拍数を上げて動きをつける演技を心がけたという香川照之
撮影日記にも書かれていますが、この「静」と「動」の対比があったからこそ、半沢vs大和田常務のシーンも見応えがあったんでしょう。

また録画したやつを最初から見直そうかしらんw

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