ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

在特会の嫌韓デモ・「日本の恥さらし団体」と法規制

また在特会とかいうわけのわからん団体がデモを再開してるらしい。

ネットというのはマイノリティ同士を結びつけるのに有効なツールで、東京の大久保や大阪の鶴橋でのキチガイじみた「嫌韓デモ」を行うヤツらも、ごく一部のマイノリティであるのは間違いない。

例えば、「中道左派」を自称する私も「中国や韓国が好きか?」と問われれば「嫌い」と即答する。
しかし、それはそれらの国の政治が嫌いであったり、企業が嫌いなのであって、中国人や韓国人の個々の人々に対して激しい嫌悪感を持っているわけでなく、ましてや韓国の政治と在日の方々を結びつけるなどその発想すらない。

しかし、大久保などでのデモはそこに住んでいる在日の方々を個々に攻撃しているのに等しく、本当に許しがたい行為である。
民族は違えども、彼らは日本で生まれ、日本で育ち、日本に税金を納めている。改めて言うまでもなく、同じ日本に住む仲間であり、嫌悪感を抱く対象ではない。
朝鮮学校の教育に対する批判などそれぞれの主張や考えはあるだろうが、この変な団体は子どもたちが通う初級学校の前で誹謗中傷するデモを行うなど、とてもじゃないが常識をもったマトモな人間の集まりとは思えない。

日本は「恥の文化」とも言われるが、ごく一部の羞恥心のないマイノリティとはいえ、「朝鮮人を殺せ」だのなんだのとヘイトスピーチとやらで街中で騒いでいる様子は日本のみならず韓国をはじめ諸外国にも報道されることもあるだろうし、全くこのデモをやってる連中は日本人にとって恥ずかしい存在以外の何モノでもない。

例えば、中国や韓国での反日デモの行為の報道は、やはり我々日本人もつい「中国人、韓国人の誰しもがえげつない反日ドモだらけ」と思いがちで、確かに実際の統計でも日本に対していい印象を持ってない割合は高いだろうが、あの日本国旗を燃やしてる極端な連中をそれらの国民の総意と思うのは安直すぎる。

中国の方と話す機会があるとき、中国人の日本に対する嫌悪感などを率直に聞いてみたりするが、極端な反日感情を抱いているのはごく一部であり、大半の中国人はそれほど日本に対して特別な感情もなく、そもそも尖閣とかも関心がないと言う。
先日もひょんなことから河北省に住む20歳の男子学生とスカイプで話す機会があった。
彼は映画監督としての「北野武」が大好きと語り、「日本の文化が素晴らしい」とたどたどしい日本語で熱弁を振るった。彼の周りの友人も日本に対する嫌悪感はないという。
もちろんこんな親日の中国人もごく一部だろうとは思うが、我々が思うほど中国人の多くは日本に対して激しい嫌悪感はないのかもしれない。

要は一部のキチガイがバカな行為をとると、それが日本人全体がそうであるように印象づけられるわけで、これは腹立たしい限りであり、どうにかしてコイツらの行為を止めなければならない。
「アホは放っとけばいい」で静観してると、日本人の民度がこのクズどもによって著しく下げられる可能性がある。

中国や韓国で旭日旗などを燃やしたり、怒鳴りながらめちゃめちゃな行為をしたりしている報道に接した日本人の多くは彼らに対して「民度の低い連中」と蔑んでいるだろう。
が、同じような民度の低い行為をこの在特会とやらのワケのわからん連中をはじめごくごく一部の自称日本人のキチガイがやっている。
からしたら「日本人の尊厳を凋落させるための反日分子がやっているのではないか」と勘ぐりたくなる。
一般人の行為の中で、コイツラの言動ほど日本の印象にダメージを与えるものもなかろう。まさしく、「反日」ともいえる行為である。
そして日本の「保守」のイメージを悪化させる団体でもあり、保守派こそこの団体に対して厳しく批難せねばなるまい。

私は詳しくは知らないが、欧州では民族差別につながるデモは法で規制されているという。
残念ながら日本でもこういう一部のキチガイ団体がこれ以上騒ぐようであれば法でもって規制するしかない。
日本人がこれまで築き上げてきた高い民度を維持するためには仕方ないのではなかろうか。