大台ケ原の紅葉(3):枯れ果てた正木ヶ原
「正木峠(まさきとうげ)」という所から先ほど登った日出ヶ岳を望む。距離は約800mほど。写っているのは撮影していた展望台です。
正木峠を超えるとこの鮮やかな風景が一変します。
大台ケ原の有名なスポットのひとつ、「正木ヶ原」です。
朽ちた木々が無数にあるこの広大な地域は元々は鬱蒼とした森だったんだそうです。
かつて、ここの地面は苔でビッシリと覆われてたらしい。
上のような案内板がありました。在りし日のこの辺の「森」の写真も掲げています。
昭和30年代の伊勢湾台風などで木々が倒されて、地面が乾燥してしまい、苔がなくなった代わりにこのササに覆われてしまったようです。そのササを食べるシカが繁殖して、また木々が育たない・・という悪循環に陥ってしまってるみたいです。
シカは全国的に問題になってますなぁ。見た目はかわいいですけどねぇ。
さて、私が選択したこの東大台ケ原完全クリアコースにおいて、登山口から5.3km地点にあるのが大台ケ原で一番有名なスポットです。
そのスポットで時間を費やすことが予想されたので、足早にやってきたのでした。
到着時刻は12時50分。1時間半ほどでここまで来たのは予定どおりといったところか。