大相撲八百長問題~3万の取り組みデータが示すもの
今更こんなもん騒がんでも分かりきってる話じゃろ!と個人的には思うが、やはり決定的な証拠が出たことで大きな問題になってるようですな。
それを何故ある意味このプライバシーに関わる個人情報(?)を警視庁が世間に流すのか?と個人的には思ったのだが、そうでもないらしい。
大相撲は「公益法人」であり、そこらのプロレス団体とは税金面などで明らかに扱いが違う。
要は「公益法人」という立場に問題があるわけで、普通の格闘技団体が八百長しようがなんだろうが別にいいわけですわ。相撲協会はとんでもない額(約80億だっけ?)の内部留保を抱えてるらしいが、とうとうこの「公益法人」存続について岐路に立ちましたな。
この出版不況の中で4000万円は大きいが今回のように八百長が露呈した場合、この賠償はどうなるんでしょ??裁判所も裁判所で、「証拠がないから」ってな理由で、公の有名人の疑惑を報じてはならんってのは、どうも理解ができん。
その3人のみがとりあげられてるってことは他は日常的にやってるということに自ずとなる。
さて、毎日新聞が「余禄」の欄ででおもろいことを書いております。
シカゴ大学の教授が数年前に過去3万の取り組みデータを調査したらしい。
7勝7敗で千秋楽を迎えた力士が勝つ確率が何%なのか?というもの。
それら力士の過去の勝率が48.7%と5割を切っているのに大して、7勝7敗で千秋楽を迎えると79.6%の確率で勝利しているというのだ!
その力士が次に同じ組み合わせ(つまり7勝7敗の千秋楽で倒した力士との次の取り組み)を迎えた場合、勝率は40%に一気に下がり、その次の同じ組み合わせで50%へと平均値へ戻っていくそうだ。
何度もいうが要は「公益法人」を返上すればいいだけの話です。