HDR合成(1)
iPhone4には当然カメラがついてるわけですが、これが標準でHDR合成ができるらしい。
ワシの持ってる3GSは標準ではできないんですけれども、アプリでそういうやつがあるんで、それをインストールして撮影させると、しょぼいレンズのカメラゆえにいつもは薄暗い写真が、飛躍的に明るい写真で合成されたりするんで。3GSの方でも試していただきたい。
・・というか、別にそんなしょぼいカメラでHDR合成をしなくてもいい。
我がの持ってるフツーのカメラで撮影したやつを合成すればもっとおもしろいでしょう。
普通の撮影の場合は適正な露出ってのがあってそれで設定して撮影するわけですが、例えば夜景の撮影などでごっつい照明に照らされてるとこは白く飛んだり、逆にガードしたなんかの影の部分なんかでは黒く潰れたりすることもしばしばあると思います。太陽が構図の中にある場合なんかもそうです。
なんしか、明るい部分と暗い部分が極端な場合、撮影はうまくいかんもんです。
実際の風景のダイナミックレンジ(最も明るい部分と最も暗い部分の明暗の比)は広く、コントラスト比100000:1を軽く超える場合もあるらしいんですけど、フィルムやCMOSイメージセンサなどの一般的な記録手段のダイナミックレンジは狭く、コントラスト比2000:1程度しかない。
なのでダイナミックレンジをそのまま記録、表示することができない場合があるわけです。
HDR技法では、露出の数値を変えた数枚の写真を撮影して、それらを合成することで白飛びや黒つぶれの少ない幅広いダイナミックレンジを持つ画像を生成するんですな。
んで、この技法の副産物として絵画的な画像を得ることができるなど、結構おもろい画像ができたりします。
本来なら露出を変えて数枚撮影して、それを特殊なソフトで合成させるやり方が一般的でしょうけれど、当然ながら1枚の画像でもそれを露出が異なるように修正をかけた画像を作ってそれらを合成させるやり方もあるでしょう。
下記のサイトでは1枚の画像からHDRを行ってくれます。当然無料です。
うちのブログの写真は但し書きがない限りトリミング(切り取り)及び回転以外、色に影響するような加工・編集は一切しておりませんが、偶には加工するのもおもろいかと。
では、上記のサイトにて加工したので、ちょっと一例を。
元画像
↓
HDR合成後・・・・ちょっと絵画的になったパターン