ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

部落差別を知ってますか(3)

小学校であれだけの時間、部落について学んだのだが、中学以降は校区内に部落地区がないせいか、そのような授業は一切なく、結局そのまま成人してしまった。
例えばテレビとかなんかでも、部落問題はデリケートな扱いなので大した報道もなく(「朝まで生テレビ」で取り上げたことくらいしか記憶になし)、殆ど部落というものが頭から消えつつあった。
・・が、成人してから、たまにみる地元の光景を見て、恐らく10~20年前よりは差別というものは減りつつあるんじゃないかと想像してたもんだ。

・・が、ここ最近、急に部落という単語を報道で耳にするようになる。
ハンナン事件などは部落問題と関係あるか意見が分かれるかもしれないが、八尾市での公共工事の恐喝事件飛鳥会事件など、同和利権に絡むおかしな事件が次々に出てきた。

その頃に報道されだしたのが京都市職員の数々の不祥事。
環境局を中心に次々に覚せい剤だの市民の金をネコババするだのと逮捕者続出。
今年度だけで10人近く逮捕者が出たした頃、こちらの民放のローカルニュースで環境局に潜伏取材をしていた。すると、どうやら職場で博打をしてる形跡があったり、職場にパチンコ台などレジャー器具なんかが散乱。
なんで、こんなろくでもない職員が集まってるのか僕も含め、誰しも一連の報道を見て思っただろうがその突っ込んだ理由はそのとき報道なし。

「おかしいなぁ」って思ってたときに目からウロコの情報だったのが、Yブロ仲間のEMIZOさんの「同和」中毒都市という記事。
以下、一部抜粋。
京都市の職員採用枠には、「同和地区出身者」枠があり、
ほぼ無試験で、解放連合の推薦があれば市の職員にな ることができるといいます。
その割合たるや、地区の有職者の30%以上。

はじめは技能職(つまり清掃局員のような仕事)であっても、
3年経てば、これまた特別に一般職への転向試験があります。
一般に公務員採用試験を受けるのよりも、何倍も楽に、上へ進んで行ける優遇策があるというのです。
そのため、地区の中・高校生の意識の中で、
「自力で就職できなくとも、市がなんとかしてくれる」
という意識が植え付けられてしまっているのだとか。
それを示すのが、暴力事件の多さと、覚醒剤所持などの不祥事、また無断欠勤の多さを示す資料です。

大阪や京都の役人は部落解放同盟とやらにやたらびびっている状態みたいだが、彼らだけではない。
ローカルゆえに結構自由な発言が東京キー局よりは許されてるはずの在阪局も、相当慎重に扱ってるようで、これもかなりおかしい。他の報道機関も似たようなもんだろう。

何故に大阪近辺に住んでる僕が報道より先に東京在住のブログ仲間からこんな情報得なあかんような状態なのだ??
既に7月27日、桝本京都市長が同和対策との因果関係を認めていたようなので、一部報道があったかもしれないが、どうも報道する側に積極的な姿勢が欠けているように思える。僕はそれなりにニュースや新聞を観ているつもりだがこの関係のことを目にしたのは紛れもなくEMIZOさんの記事が最初だった。
しょーもない潜伏取材なんかするより、この因果関係を報道するほうがよっぽど重要で、ありとあらゆる団体・機関が慎重しすぎるがあまり、一部のバカどもを野放しにしてる傾向があることにホンマ憤りを感じる。

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京都市役所

(4)へつづく