ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

ライブドア、「風説の流布」の疑い

僕が投稿していたライブドア取締役のブログは既にメンバーから解除されているので、ここに普段こられてる方にはどうでもいいことでしょうが、この件についてはここで発言させていただく。


以前から懸念していたことがとうとう起こってしまった。
ライブドア、証取法違反容疑で本社など強制捜査

昨年秋から捜査をすすめてたということで、今回の疑いが事実かどうか定かではないが、その事実関係は別としてこの報道自体がそれなりのダメージになるのは間違いない。

このライブドアという会社、「IT関連企業」として短期間で大きく成長したが、なにかITで特別な技術を持っているわけでもない(まぁ楽天なんかもそうだが)。んでもって、ここまで有名になったというのもプロ野球参入だなんだと何かとマスコミを賑わせたからだ。本業で有名になったわけでもない。
このマスコミに露出することで会社の知名度を上げ、それに伴って会社の売り上げを伸ばすという図式が目的であるのは承知のとおり。多大な広告費を使わずして、新聞やテレビ、しかも誰もが目にするニュースへの露出なんかは会社への影響が大きい。
実際、それによってこの会社のポータルサイトは異常にアクセスが増えた。
●Alexaランキング

そのマスコミ利用が「諸刃の剣」であることは誰もが容易に想像がつく。
今回の件がどれだけ重大なことなのか未だよくわからないが、何か不正を行った場合、その扱いが他の企業よりおもしろおかしく、トップで報道されるのだ。
それだけに細心の注意を持って言動をとらなければならないのだが、この会社の幹部たちにそれがどれだけ認識されていたか甚だ疑問である。なんせ、ニッポン放送株買収発表翌日、幹部が「あれはノリだよ、ノリ」などとバカ発言する有様である。堀江氏をはじめ、彼等のバカ発言でどれだけ株主が被害を被ったことか。
マスコミを利用したものは、マスコミによって滅ぼされるものということを念頭に置くべきであろう。

彼等は「IT関連企業」というよりも「金融屋」であって、技術といえばITなどではなく錬金術に長けているといった印象だ。彼等は法の盲点をついて、ギリギリのうまいところでここまで時価総額を上げてきた。
取締役のブログでも訴えてきたが、彼等に謙虚さというものが感じられない。時価総額だけあげればいいのか?会社ってのはそんなもんか?「金がすべて」の振る舞いに僕は違和感を感じる。

皮肉ながら、今回のような疑いがもたれたのもこの会社が「金融屋」として有名になり過ぎた点と無縁でもなかろう。
あまりにも世間に注目されすぎた。

今回捜査を受けたということ自体、彼等は猛省すべきで、20万人を超える株主に迷惑をかけることのないよう、もっと気を引き締めてこれから望むべきである。

少なくとも代表がCDデビューなどしている場合ではない。

※世間の意見は以下のサイトにて
●堀江氏のブログ
●ヤフー掲示板(4753ライブドア)

イメージ 1