ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

マックとマクドとグダグダ(2)

一過性のギャグが全国に広がるってのではなく、日常でフツーに使う単語として世間に浸透させた・・・そういう偉業がいくつもある芸人・・・というかそんな日本人なんてのは松本以外には思いつかない。(明治時代の偉人くらいでは??w)
 
「ぐだぐだ」
これは間違いなく松本人志が広めたもの。松本が言うまでこの単語をワシは聞いたことがなかったので、広めたのは間違いない。
この単語が出てくるまで、「しまりのないしょーもない会話」とかを馬鹿にするにもそれにあてはまる簡単な形容がなかったが、芸人のしゃべくりの展開などでまとまりがなくチンタラしてるときに松本が「お前、グダグダやな」というかんじで使い始めたのだ。(当然、東京進出前)
これはめちゃくちゃ用途があるんで一気に広まった。
ちなみに似たような言葉で松本は「ぐずぐず」なども使う。
 
「ヅラ」
昔から、カツラのことを「かずら(蔓)」といい、芸能人はカツラを被ることも多いんで業界用語として「づら」は使われていたようだが、これを一般人に広めたのはワシの認識では松本と思われる。
松本がやたら言い始める1980年代後半、つまり20年以上前ではこんなに世間では認知されていなかったと思う。
 
「逆切れ」
ホントか嘘かしらんが、松本が創作した単語らしい。
 
その他、下記のブログによると「これはありだろ?」の「あり」「なし」などいろいろあるらしい。
 
 
例えば、実体験としてこういうのがある。
ワシが昔、東京に研修にいってたときに宮崎県から同じように初めて東京にでてきた女の子がおった。
この子は研修中はワシとしゃべることが多かったのだが、当然東京に出てきてるんで周辺は東京弁をしゃべるヤツばっかだ。
が、研修が終わる頃の3ヵ月後、彼女のしゃべくりはどうなっていたか。
彼女は宮崎の地元の知り合いと電話してる時に指摘をうけたらしい。「言葉が変になっている。標準語(東京弁)じゃなくて変な関西弁が混ざってる」と!
関西弁のほうが東京弁よりも灰汁が強く、周辺に伝播しやすい洗練された方言とワシは勝手に結論づけている。
 
「関東に出てきても標準語をしゃべらない大阪人」とやたら叩かれるが、確かにあまりに我がの方言を突き通すのもどうかと思うが、逆に他の地方の人間はなぜにそないに方言もしくは訛ることを恐れるのか??ということをワシはいいたい。
我がの方言に誇りを持ってる大阪人をちょっと見習え・・
 
大阪以外の方言でも全国区になってるものも多い。
 
「今日はなまらしばれるんでないかい」って言っても全国で通じるだろうし、
「ばってん、どけんしたと?」と言っても誰もが理解できるはず。
さっぱりわからん方言を使うのは問題だが、特に東北人はアナウンサーでもないのにナマリとかしょーもないことを気にしすぎなのでは??
何度も言うが生粋の江戸っ子ってのはたったの8%だ。
つまり、東京に住んでる人間の92%はたった3代さかのぼれば東京以外の地方の出、恐れることはないw
 
最近は「ケンミンショー」とかの番組がなかなか興味深いが、もっと我がの地元の方言に対して誇りをもってもらいたい。
大阪弁なんかよりもしっくりくる、もしくはもどかしい現象を的確に言い表している単語が他の地方にも山ほどあるに違いなく、それは全国区にするべきなのでは??とか思ってみたりする。
 
さて、「マック」と「マクド」の件について、ワシなりの結論を述べる。
どっちが正しいとかそんなのはどうでもいいんだが、
 
20年後は大阪より半径500キロ、30年後はほぼ全国で「マクド」と言っているに違いない。
マクドがまだ世に存在しているならば。
 
おわり
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                          全国紙でも大阪版は「マクド