ROCK CD & DVD BUYER'S GUIDE III

一応、風景写真がメインです

宮川町・第69回京おどり

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鴨川ではまだ紅桜が咲いてました。

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鴨川沿いを南へ少し下って宮川町へ。

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既に引退されたとし桃さんを花灯路で見かけてから宮川町の芸舞妓さんを撮影し始めて、もう5~6年くらいになるでしょうか。
やっと初の京おどりを拝見させていただきました。
*宮川町の皆さん、すみません!

想像を遥かに超える素晴らしさでした。
今回は二等席しか取れなかったんですが僅か二千円台でこんなのを見せていただけるとは感動ものです。
この数年間、私は何をしてたのでしょうか?w

やはり撮影なんかに没頭してるだけではこの方たちの凄さの片鱗も理解できてないということでしょう。

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宮川町通は華やいでいました。
いつも私がこの町に来るときは私を含め一眼カメラをぶら下げた小汚いオッサンばっかりのイメージもあるのでw

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歌舞練場に入って驚いたのは客の構成です。
本日に限っていいますと、まず客の1割が欧米系のガイジンということ。
一階最前列の一番ええとこはガイジンが占拠してました。どうやって取得してるのか謎ですw
そういう団体がいるからガイジンが多いというわけではなく、あちこちの席でガイジンがいました。
逆にアジア系のガイジンは把握できませんでした。殆どいなかったのかもしれません。

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そして次に意外だったのは6割以上が女性ということ。
花街を好むのは男性だろうという印象を抱いていたので女性が多いのは意外でした。花街の人たちはかわいい・綺麗ってだけじゃなしに、私個人としては常々かっこいいと思っているのでこれはなんか嬉しい誤算です。

立方さんも地方さんもホンマ舞台は素晴らしく、公演中は背もたれに背中が付くことはありませんでした。
もっとシンプルな構成をイメージしてましたが、ライディング、スモーク、舞台の昇降など結構な演出があることに驚きました。芸妓さんが男性役をするなど、私としてはやはり地元のタカラヅカ歌劇をすぐ想起させられました。

舞台の流れとして舞妓さんよりも芸妓さんがメインだったのも良かったです。
というのも私なんかは行事でしか舞を観る機会がないわけでして、その場合舞妓さんが立方である場合が殆ど。

舞妓さん以上に修行と経験を重ねてきている芸妓さんの舞を中心に観覧できるのはありがたいです。

例えばですが、美恵雛さん、君有さんなんかは行事の挨拶回りなんかの時でもお綺麗ではありますが、今日舞台に立ってはる姿を始めて拝見してホンマお綺麗で艶やかでした。
その他の芸舞妓さんたちも皆さん同様でして、やはり芸舞妓さんは舞ってはる時が一番輝いていると改めて認識させられました。

地方さんの三味線や唄なんかもいつも観ている行事と違い、人数が多いので迫力があって視覚の面のみならず音という面でも堪能できました。
何よりいつもみたいにファインダーを覗いてないのが一番芸事を堪能できる理由でしょうw

フィナーレである「宮川音頭」の総出での舞と演奏も迫力が尋常じゃなかったです。
立方さんたちが翻す銀の扇子にライトが反射して眩いばかりでした。
立方・地方すべての皆さんがフル回転で踊りや演奏を継続したまま幕が降りる演出もしびれました。

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今回二階席しか取れなかったのは残念でしたが、場所としては下手したら一階の奥よりも舞台に近いのでは?というくらいの感じだったので不満はありませんでした。

でも来年はどうにかして一階の前の方の席で見てみたい!
まだ観たことがない人は是非この季節に観てもらいたい舞台です!

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京都は夕方から雨となりました。